モチベーター(ID)|DISCタイプ
エネルギーと勢い。アイデアで人を惹きつけ、率先して動くことを恐れません。アイデアや目標を「売り込む」のは得意ですが、自分の力を過信し、細部を軽視してしまう恐れがあります。

結果のイメージ
「モチベーター」タイプの結果例:4つのスタイルの強さをパーセントで表示し、50%を超える値は「はっきり表れている」とみなします。実際のグラフは細部が異なりますが、形は似ています。
DISCプロフィール
スタイルの強さ
似ているタイプとの違い
モチベーターと開拓者(DI)の違いは、目標より人が先にくる点です。まずチームに火をつけ、それから成果へと導きます。純粋なムードメーカー(I)との違いは、押しの強さと責任を引き受ける覚悟です。メンター(IS)との違いは、やさしさが控えめで野心が大きいこと。プレゼンター(IC)との違いは、入念な準備ではなくスピードと即興性です。
職場でのモチベーター
職場でのモチベーターは、チームの顔です。人前で話し、売り込み、アイデアのもとに人を集め、会議では主導権を握ります。大勢を説得する必要がある場面、つまり営業、立ち上げ、イベント、パートナーシップの開拓で力を発揮します。スタートに多くのエネルギーを注ぐため、地道な作業が求められるプロジェクトの中盤では勢いを失うことがあります。
向いている役割と仕事
- 大口顧客・経営層向けの営業、交渉
- 営業・マーケティングチームの責任者
- イベント・コミュニティの運営
- 研修講師、モチベーショナルスピーカー
- パートナーシップ開発
チームでの役割
人を高揚させ、引っぱっていきます。アイデアで人を巻き込み、雰囲気を明るくし、率先して動くことも人前に出ることも恐れません。大勢を一度に説得し、その気にさせる場面で力を発揮します。自分の力を過大に見積もり、できる以上のことを約束してしまう危険があるため、期限・リソース・細部という現実を担当するパートナーが必要です。
リーダーとしてのモチベーター
リーダーとしてのモチベーターは、周りを元気づけます。華やかな目標を掲げ、勝利を人前で祝い、人を信じてチャンスを与えます。チームは高揚感をもって働きます。弱点は移り気と楽観です。チームにできる以上のことを約束し、細部を忘れ、絶え間ない突貫作業に人が疲れていることにいつも気づけるとは限りません。
上司に求めること
モチベーターに必要なのは、活躍の舞台と自由を与えてくれる上司です。提案し、人前で話し、人を率いる機会です。承認と生き生きとしたフィードバックを大切にします。熱意に水を差すことなく、リソース、期限、数字といった現実へと穏やかに引き戻してくれる上司がいると助かります。
プレッシャー下と対立時
プレッシャーがかかると、モチベーターはさらに声が大きくなります。いっそう熱心に説得し、約束をばらまき、抱えきれないほど引き受けます。うまくいかないと、かっとなったり、状況のせいにしたりすることもあります。対立すると、相手を説き伏せ、多数の支持を得ようとします。
伸ばしたいポイント
- 期限を口にする前にリソースを計算する
- 立ち上げるだけでなく、始めたことを最後までやり遂げる
- 会議でほかの人にも発言の機会を与える
- 印象だけでなく数字を拠りどころにする
他のスタイルとの接し方
主導(D)と接するとき
手短に、成果を先に話しましょう。Dの押しの強さは敵意ではなく、スピードの表れです。
感化(I)と接するとき
打ち合わせは、決めたことを文書に残して終えましょう。そうしないと、盛り上がっただけで実務が進みません。
安定(S)と接するとき
変化は前もって知らせ、Sに代わって決めないこと。意見は直接尋ねましょう。
慎重(C)と接するとき
数字を用意し、答えを待つ時間を取りましょう。Cの沈黙は熟考であって拒否ではありません。
話をまとめるコツ
モチベーターとは、エネルギッシュに話をまとめましょう。アイデアと、それが人にもたらす効果から話を始めます。チームを代表して話す役割を任せるのも効果的です。数字と期限は別に話し合い、文書に残しましょう。本人は会議の決定より、会議の雰囲気のほうをよく覚えているものです。
実務での例
年次総会でモチベーターが「部署の売上を2倍にします」と宣言し、会場は拍手に包まれます。1か月後、その計画を支える人員も予算もないことが判明します。モチベーターはパートナーを二社見つけて売上を1.5倍に伸ばし、それも立派な成功ですが、チームは半年間、身を削って働くことになりました。発表の前に現実的な計画を立てていれば、1.5倍を約束して、それを上回ることができたはずです。
似ているタイプ
推進力と魅力。目標に向かって素早く突き進み、人を巻き込む力があります。勢いと熱意で説得し、その場で決断しますが、細部への忍耐や慎重さは不足しがちです。
IムードメーカーI · 感化人とのつながりを通じて物事を動かします。すぐに打ち解け、熱意を周りに広げ、言葉と雰囲気で人を引きつけます。承認と生き生きとした交流を大切にする一方、形式的な手続きやルーティンにはすぐに疲れてしまいます。
ISメンターIS · 感化 + 安定温かさと思いやり。人に好かれ、支え、まとめることができます。人間関係と雰囲気を大切にする一方、対立や厳しい要求には苦手意識があります。
ICプレゼンターIC · 感化 + 慎重弁舌と正確さ。よく練られた考えを説得力をもって伝えることができます。社交性と事実へのこだわりを併せ持ちますが、即興性と慎重さの間で揺れることもあります。
その他のDISCタイプ
D 達成者DC 戦略家DS 実務家S 縁の下の力持ちSI 調整役SC スペシャリストSD 実行者C アナリストCD 完璧主義者CS エキスパートCI コンサルタント